感染症拡大リスクの軽減に配慮したオフィス設計?【株式会社オカムラ】
オフィスにおける新型コロナウイルス感染予防対策
日本経済団体連合会は、政府が出した「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(3月28日に出されたものが5月4日に変更)」や新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の分析・提言などを踏まえ、オフィスにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドラインを発表しました。
事業者は、職場における感染防止対策の取り組みが、社会全体の感染症拡大防止に繋がることを認識した上で、対策に係る体制を整備し個々の職場の特性に応じた感染リスクの評価を行い、それに応じた対策を講じ、特に従業員への感染拡大を防止するよう、通勤形態などへの配慮、個々人の感染予防策の徹底、職場環境の対策の充実などに努めるような内容となっています。
お互いの距離・位置を保ち扉の前での密集を避ける
扉の前に人がいる場合は一定距離(感染症対策推奨:2,000mm以上)離れたところで待機するよう、足元にサインを施します。
扉が2カ所あるところでは、出口と入口を区別することで往来の動線をコントロールすることでリスクを低減できます。
扉がガラスで見通しが取れると、往来を確認でき、出入口での密集を避けることができます。
距離・位置を保つ座席レイアウト
座席間の距離を保ち、窓面に向くなど対面方向のスペースを確保することで、隣接者との距離を保ちます。
ロングスパンのレイアウトや、デスクを両面にも、片面にも簡単に変更可能。座席間の距離を保つためのレイアウト変更や、異動や組織の変更などによってオフィスの使い方が変わっても柔軟に対応します。
リラックスしながら、快適に仕事ができるパーソナルチェアとユニットソファです。テーブルはからだの近くまで寄せることができ、脚も自由に伸ばせます。
距離・位置を保つ座席エリアやルールの表示
同席者同士が十分な距離を保ったり、利用する座席を限定したりする場合、天板面に座席エリアやルールの表示があることでスムーズな座席運用をサポートします。
テーブル天板に座席番号をカッティングシートで表示
出社人数とソーシャルディスタンス
距離・位置を保ちオープンな空間でのミーティング
対人距離が確保できない人数の場合は、オープンな空間で実施し、可動したり組み替えできるフレキシブルなテーブルやチェア、パネル、ホワイトボード等を活用します。
距離・位置を保ち収納スペースを密集せず使用する
収納扉の前方に操作と通路スペースを十分に確保して、一時的な密集、密接を避けます。
壁面に収納があり通路となっているところでは、通行する人との距離を十分に、収納扉の前方に操作+通路スペース(1600mm以上、感染症対策 2000mm以上)を取れることが望ましいです。
収納が向かい合うレイアウトでは、利用者同士の距離を十分に取ることが難しくなります。
距離を十分に取ることが難しい時には、利用が重ならない工夫が必要になります。
- カテゴリー
- コロナウイルス感染症対策、働き方改革