ドキュメントスキャナー専用機【Canon】imageFORMULA DR-S130
キヤノンマーケティングジャパンは、ドキュメントスキャナー「imageFORMULA(イメージフォーミュラ)」シリーズの新製品として、無線LANに対応したA4ネットワークモデル「DR-S130」を発売しました。
仕事上の書類などをペーパーレス化できるドキュメントスキャナーは、大量スキャンできるシートフィードモデルで効率的な書類の電子化で様々な業種・業界のお客様の業務効率・生産性向上に貢献する製品です。
PCレスでのスキャン&送信を実現
無線/有線LAN接続によりネットワークスキャンに対応
無線LAN・有線LAN・USBの3種類のインターフェースに対応し、多様なオフィス環境において、自由なレイアウトでスキャナーの共有・活用が可能です。専用アプリケーションと連携することで、
- PCレスでプッシュスキャン
- スマートデバイスでスキャン
- 複数PCでスキャナーを共有
を実現します。
業務システムとの連携を効率化する
専用のサーバーソフト「COT Admin」は、スキャン設定やユーザー情報の集中管理を可能にし、分散業務における効率的で安全性の高いスキャナーの運用を実現します。「COT Admin」を使用することで
- ジョブの管理と配信
- ユーザー認証
- プッシュスキャンの拡張
といった新たな機能を実現できます。
①ジョブの管理と配信
管理ツールを使用して、スキャナーの登録/削除、各スキャナーへ配信するジョブの登録/管理が可能です。タッチパネルに表示するジョブを、デバイス毎やユーザー毎に設定/管理できます。
②ユーザー認証
AD(Active Directory)からユーザー情報をインポートし、ADと連携したユーザー認証機能を利用できます。また、ICカード認証機能※と連携したユーザー/ジョブ管理も可能です。
※DR-S150 NFCモデルまたはNFCオプショントレイ(商品コード4911C001)が必要です。対応ICカードはMifare(Type A)とFeliCaです。
③プッシュスキャンの拡張
スキャンデータに対して、サーバー内で「画像処理」と「バッチ区切り処理」が行えるようになります。また、ファイルの送信先に「FTP」と「メール送信(SMTP)」が設定可能になります。
直感的な操作ができる大画面カラーLCDタッチパネル
よく使うスキャン設定をジョブリストに登録。あとはパネルをタッチするだけの簡単操作で、スキャン&送信ができます。
4.3インチの大画面カラーLCDタッチパネルを搭載
見やすいカラー表示と、タッチするだけの簡単操作を実現しました。直感的な操作が可能なため、作業者が迷わず操作でき、教育などにかかる管理者の負荷も軽減できます。
カウンターやデスクで使える省スペース設計
カラー・白黒ともに片面45枚/分、両面90面/分(A4タテ・200dpi)のパフォーマンスで大量のスキャン業務を効率化します。
本体幅291mm、約3.3kgの軽量・コンパクトボディーを実現。また、Wi-Fi接続によりスペースを選ばずワイヤレスでスキャンが行え、デスクや窓口カウンターにもすっきり設置できます。
バーコード/パッチコードによる仕分け機能
従来機ではオプション購入が必要だったバーコード・2Dコードやパッチコードの読取を標準機能として搭載。バーコード情報を読み込みインデックスファイルとして出力すれば他のアプリ―ケーションにバーコード情報を送ることができます。また、パッチコードの仕分け機能で、纏めてスキャンし、ファイルを分割することができます。
やり直し不要で効率的なスキャン環境
3ステップスキャンなどの簡単操作が魅力のユーティリティソフトウエアです。さらに、ネーミングスキーマ機能やファイル区切り機能などの高機能を搭載し、データの生成から仕分けまでを効率化します。
フロントオペレーションのイージーメンテナンス
スキャナーの本体前面から、ほぼすべての操作を行える設計です。消耗品の交換や万一の紙づまり処理の際も、大きな開口部から簡単に作業できます。
画像処理性能
白黒で連続スキャンする際に、ページ毎に明るさやコントラストを自動調整して最適な画像を生成します。原稿に合わせて設定を変更する手間がなく、さまざまな原稿を一度にスキャンすることができます。文字の薄い原稿や、複写原稿のようにシワや汚れが生じた原稿でも、きれいに再現することができ、可読性・OCR精度が非常に高い画像データを生成します。
画質向上と高速スキャンを両立
従来はPCにインストールしたドライバーで行っていた画像処理を、スキャナー本体に搭載したDRプロセッサーで実行することで、使用するPCの性能に依存しない、安定した速度で画像処理が可能です。さらに、DRプロセッサーにより、RGBすべての信号を補正する「3次元色空間補正」の機能向上を実現。従来機に比べカラー画質の色むらを軽減し、色の再現性を向上するとともに、文字のエッジ部分はよりくっきりと再現します。
サイズが異なる原稿をまとめてスキャンする際、読み取りサイズを1枚1枚指定する必要はありません。各原稿のサイズを自動的に検知し、原稿に忠実なサイズにデータ化します。
画像の傾きを検知し、自動的に水平に補正するので、スキャンのやり直しをする手間が発生しません。斜行補正機能は、搬送時の原稿の傾きを補正するモード、原稿の傾きと、直線や文字列などの画像の内容から傾きを補正するモードがあり、用途に合せて選択できます。
両面印刷と片面印刷の原稿が混在している場合、白紙を自動的に削除したデータを生成します。スキャン後に手動でデータを編集する手間を省き、ファイルサイズも抑えることができます。
文字の向きから原稿の上下左右を認識。スキャン画像を自動的に正しい向きに揃えます。原稿の向きを確認して揃え直す手間を省くことができます。
契約書や伝票などを白黒でスキャンした場合、印影の薄い部分が再現されず、かすれてしまうことがあります。「赤強調機能」を使用することで、薄い印影の再現性が高まります。
赤・緑・青の3色の中から、指定した色の枠線や罫線を削除。カラー伝票・帳票のOCR処理の精度を飛躍的に高め、その後の処理をしやすいデータを生成します。
1度のスキャンで、異なるスキャン設定でのイメージを同時に出力します。たとえば、帳票スキャンの場合、1つはモノクロ設定で保存用データに。もう1つはOCR処理用にカラードロップアウトしたデータにするなど、スキャン作業を繰り返すことなく、効率的に業務を進めることができます。
※原稿の種類、アプリケーションソフトによっては、画像処理機能が対応していないことがあります。
原稿を半分に折った状態でスキャンし、表裏の画像を合成し一枚のデータにする「半折り」スキャン機能を使用すると、最大でA3サイズの原稿をスキャンすることができます。
※読み取りモード、解像度の設定によっては画像が欠けることがあります。
薄い原稿をスキャンすると裏面の文字や写真がスキャン画像に写り込むことがあります。裏写り・地色除去機能は、このような裏写りを低減。さらに地色を除去し、文字や表などのコンテンツが明瞭なスキャン画像を生成します。
製品仕様
型番 | DR-S150 | DR-S130 | ||
解像度: 読取速度※1 (A4・タテ方向) | 白黒/ グレー | 片面 | 200dpi:45枚/分 300dpi:45枚/分 600dpi:16枚/分 | 200dpi:30枚/分 300dpi:30枚/分 600dpi:16枚/分 |
---|---|---|---|---|
両面 | 200dpi:90面/分 300dpi:90面/分 600dpi:32面/分 | 200dpi:60面/分 300dpi:60面/分 600dpi:32面/分 | ||
カラー | 片面 | 200dpi:45枚/分 300dpi:30枚/分 600dpi:6枚/分 | 200dpi:30枚/分 300dpi:30枚/分 600dpi:6枚/分 | |
両面 | 200dpi:90面/分 300dpi:60面/分 600dpi:12面/分 | 200dpi:60面/分 300dpi:60面/分 600dpi:12面/分 | ||
1日当たりの読み取り量の目安※2 | ~4,000枚/日 | ~3,500枚/日 | ||
最大トレー積載量(カール量含む) | 60枚(80g / m2紙)かつ、積載高さ6mm以下※3 | |||
形式 | 卓上型シートスルースキャナー | |||
対象原稿 | サイズ※4 | 幅:50.8~216mm、 長さ:54~356mm(長尺モード時、最大3,000mmまで) | ||
厚さ | 分離給紙時/0.04~0.25mm(27~209g / m2) 非分離給紙時/0.04~0.30mm(27~255g / m2) | |||
特殊原稿 | NCRペーパー(感圧紙):可(綴代側からの給紙、および表裏反転給紙は不可)、バインダー用開穴紙:可(穴に制限あり)、カール:5mm以下、折れ・しわ:のばしてから給紙のこと | |||
カード | 幅54mm、長さ86mm、厚さ1.4mm以下、 最大積載枚数:3枚(エンボスカード可。ただし最大積載枚数は1枚。 エンボス部は厚さ1.4mm以下。エンボスの状態によっては適切な画像が得られない場合がある) (プラスチック製。国際準拠カードのみ。横搬送のみ) | |||
パスポート | 幅88mm、長さ125mm、厚さ4mm以下(キャリアシート込み) (スキャン時はパスポートを開き、別売のキャリアシートに入れて搬送) (ISO規格準拠) | |||
センサー | CIS | |||
読取面 | 片面/両面 | |||
背景色 | 白 | |||
読取モード | 二値 | 白黒、アドバンストテキストエンハンスメント、アドバンストテキストエンハンスメントII、アクティブスレッショルド、誤差拡散 | ||
多値 | 256階調グレースケール/24bitカラー | |||
光学解像度 | 600dpi | |||
出力解像度 | 100×100dpi、150×150dpi、200×200dpi、240×240dpi、 300×300dpi、400×400dpi、600×600dpi | |||
給紙方法 | 標準給紙/パネルで給紙/自動給紙 | |||
インターフェース | USB3.2 Gen1×1/USB2.0、 IEEE802.11b/g/n、 10Base-T/100Base-TX/1000Base-T | USB3.2 Gen1×1/USB2.0、 IEEE802.11b/g/n | ||
ドライバー | ISIS/TWAIN | |||
ドロップアウトカラー | 赤、緑、青に切替え。赤強調モードあり。有彩色ドロップアウト | |||
光源ピーク波長 | R:620mm G:530mm B:467mm | |||
おもなドライバー機能※5 | 斜行補正、用紙サイズ自動検知、白紙スキップ機能、プレスキャン機能、カラー・グレー/カラー・白黒自動判別、裏写り・地色除去、モアレ除去、文字向き検知、半折りスキャン、給紙切り換え | |||
その他機能 | 超音波重送検知、重送検知無視機能(DFR)、タッチパネル | |||
電源 | 100V(50/60Hz) | |||
消費電力 | 動作時:最大22.5W以下 スリープモード:3.1W以下 | |||
使用環境 | 温度:10~32.5℃ 湿度:20~80%RH | |||
重量 | 約3.3kg(ACアダプターを除く) | |||
外形寸法 | トレー全閉時 | W:291mm H:242mm D:247mm | ||
トレー全開時 | W:291mm H:378mm D:600mm | |||
同梱ソフト | CaptureOnTouch Pro | |||
同梱物 | ACアダプター、電源コード、USBケーブル(USB3.2 Gen1用ケーブル)、セットアップディスク、セットアップガイド | |||
消耗品 | 交換ローラーキット(給紙ローラー、分離ローラー) | |||
無償保証期間 | 1年間(引取修理) |
※1条件:CPU Core i7 2.8GHz、実装メモリー4GB、原稿サイズA4、斜行補正・オートサイズ検知がOFFの場合。読み取り速度はハードウエアの最大速度になります。データの転送速度などのソフトウエアの処理時間は含まれておりません。
※2当数値はあくまでも目安であり、想定使用時間と読み取り速度により算出しています。
※3A4より大きいサイズの場合は、40枚(80g / m2紙)
※4長尺モードでスキャンする場合、処理速度が低下することがあります。また、ドライバーの設定により、画像が欠けることがあります。
※5原稿の種類、設定により、正常に動作しない場合があります。
システム環境(同梱ドライバーを利用時)
- コンピューター
CPU:Intel Core 2 Duo 1.66GHz 以上
メモリー:1GB以上
ハードディスク:3GB 以上の空き容量(すべてのソフトウエアのインストールに必要な空き容量)
USBインターフェース:USB3.2 Gen1/USB 2.0
モニター:解像度1024×768(XGA)以上
光学ドライブ:CD/DVDの読み取りが可能なドライブ - 対応OS
Windows 7 32bit/64bit(SP1以上)、Windows 8.1 32bit/64bit、Windows 10 32bit/64bit、Windows Server 2008 R2(SP1以上)、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2016、Windows Server 2019 - その他
上記のシステム環境で正常に動作するISIS互換アプリケーションソフトウエアまたはTWAIN互換アプリケーションソフトウエア。NET Framework 4.5以降、CaptureOnTouch V.4.2.3019 以降
※上記の機能はお使いのアプリケーションソフトウエアで対応している場合に使用できます。
※お使いのコンピューターの性能やソフトウエアによっては実現しない場合があります。
※読み取り速度はハードウエアの最大速度になります。データ転送などのソフトウエアの処理時間は含まれておりません。
※本体の読み取り速度は、アプリケーション、スキャナーの各種モードの設定、コンピューターの性能などにより異なります。
※USB3.2はUSB1.1の上位互換ですので、USB1.1としてもご使用頂けますが、読み取り速度が低下します。
※政府発行の紙幣、政府発行の有価証券などをスキャニングするとその使用如何に拘わらず法律に違反し、罰せられます。関連法律・刑法第148条、第149条、第162条・通貨及証券模造取締法第1条、第2条など。
※著作権の目的となっている書籍・音楽・絵画・版画・地図・映画・図面・写真などの著作物は個人的に、また家庭内その他これに準ずる限られた範囲内で使用するためにスキャニングする以外は禁じられています。
※補修用性能部品(製品性能を維持するための部品)の保有期間は、製造打ち切り後、5年間です。
※製品改良のため仕様は予告なく変更する場合があります。
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