役員室、役員フロアの新提案【株式会社オカムラ】エグゼティブワークスタイルズ
経営者や役員などの企業におけるエグゼクティブは、企業のビジョンや価値観、目指すべき姿を明確にし、従業員に自分の言葉で伝えていかなくてはなりません。そのためには、雑談や会議などの従業員とのコミュニケーションを、目的に応じた適切な場所で行い、お互いの理解を深めることも大切です。また、社外の有識者からの貴重な情報や意見を取り入れ、経営に瞬時に反映させることも求められます。
しかしながら、近年エグゼクティブも従業員と同様にリモートワークやオンラインミーティングの機会が増加し、対面でのコミュニケーションが減少しています。とくに「従業員とのコミュニケーションが減った」と感じている人が多く、意思疎通や意思決定における課題が出てきました。
コミュニケーションを活性化させ、従業員との一体感を高めるための多種多様な機能が、エグゼクティブエリアにはますます必要になっています。
コロナ禍を経て、在宅勤務の比率が高まり、エグゼクティブにも働き方の変化が訪れていることが分かります。リモートワークやオンラインミーティングの機会も増加し、対面でのコミュニケーションが減少しています。
特に「従業員とのコミュニケーションが減った」と感じているエグゼクティブが多く、従業員との意思疎通や意思決定における課題が見えてきました。
多くのエグゼクティブが従業員や社外の人との間で、仕事関係、雑談を問わず様々なコミュニケーションを求めていることがわかりました。
今後エグゼクティブエリアで重要となる空間として「従業員とコミュニケーションが取れるスペース」と考えるエグゼクティブが多く、セキュリティを重視した個室中心のレイアウトとの違いも見えてきました。
これからのエグゼクティブのあり方
従来のセキュリティ重視の個室やカンファレンスルームを中心としたエグゼクティブ専用スペースに加え、従業員とエグゼクティブがコミュニケーションを取りやすいオープンなスペースを設えることも重要です。
従業員とエグゼクティブの物理的な距離を近づけることで情報共有や雑談が活性化し、お互いに新たな気づきが生まれます。
役員個室を持つ経営者・役員に、今後オフィスで働きたいエリアを聞いたところ従業員のエリアの知覚やそこに混じって働きたいと回答する人が5割以上いました。エグゼクティブと従業員の物理的な距離を近づけることも、従業員とのコミュニケーションを増やすために有効です。
役員個室を持つ経営者・役員に、今後オフィスで働きたいエリアを聞いたところ従業員のエリアの知覚やそこに混じって働きたいと回答する人が5割以上いました。エグゼクティブと従業員の物理的な距離を近づけることも、従業員とのコミュニケーションを増やすために有効です。
エグゼクティブエリアの選択肢を増やす
個室を中心としたエグゼクティブ専用スペースや、従業員とエグゼクティブがコミュニケーションを取りやすいオープンなスペースを設えるなど、エグゼクティブエリアの選択肢を広げていくことが大切です。従業員とエグゼクティブの物理的な距離を近づければ偶発的な出会いが増え、情報共有や雑談が活性化し、お互いに新たな気づきが生まれます。同時に、秘匿性の高い情報を扱うのに適したエグゼクティブ用の個室やカンファレンスルームも、引き続き必要です。オープンとクローズを適切に使い分けコミュニケーションの質を高めることが、意思決定を加速させます。
●セキュリティを重視したクローズ型レイアウト
- 秘匿性の高い会話や、安全な資料保管が可能な、広い個室
- 最終合意を取るためのカンファレンスルーム
●コミュニケーションを促すオープン型レイアウト
- 周囲を見渡せるコンパクトなガラス個室や、セミオープン個室
- 従業員とエグゼクティブの交流を促すラウンジ
- コミュニケーションの目的に合わせて選択できるカンファレンスルームやゲストルーム
エグゼクティブエリアの設計プロセス
- 要件定義、コンセプトを定める
- デザインの方向性を決める
- 費用を算出し、実施に向けた計画を策定
- 最終調整や詳細設計を行う
- 運用計画を策定する
- 発注、着工
エグゼティブエリアの事例
エグゼティブエリアは、エグゼティブ個室、カンファレンスルーム、ゲストルーム、ラウンジ、レセプション、秘書・一般執務エリアから構成されます。変わりゆくエグゼティブの働き方にふさわしい各空間の事例をご紹介します。
エグゼクティブエリアと一般執務エリアを分けずに、同じフロアに設えることで、エグゼティブと従業員の距離を近づけます。
- カテゴリー
- 働き方改革