ホワイトボードの省スペースと新しい壁面利用の可能性

オフィス環境
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ホワイトボードの省スペース化を実現する

会議やブレインストーミング、人によっては企画出しやスケジュール調整などにも、書いては消しが簡単にできて、複数の人と共有できるホワイトボードは欠かせないアイテムです。とはいえ、共有するには、それなりに大きな文字で書かなければならず、筆記時にしっかりと盤面が支えられていないと書きにくいため、どうしても場所を取ります。その関係で、置き場所が限られて、会議というと、ホワイトボードが設置されている場所に集まる必要がありました。 しかし、そのためだけに会議室を複数用意したり、ホワイトボードやマーカーの数を揃えて、管理するというのは、オフィスのコンパクト化、リモート会議の一般化、といった方向に向かう現状では、あまり現実的なことではなくなっています。 それを受けて、例えば、アスクルなどでも省スペースの縦型ホワイトボードなどの種類も増えています。3Mの「FLEXWRITESURFACE」は、そういう現状のさらに一歩先を見た、これからのホワイトボードのひとつと言えそうです。
FLEX WRITE SURFACE
3M|FLEX WRITE SURFACE

3M「FLEX WRITE SURFACE」8,600円(税抜)〜33,000円(税抜)。
油性ペン使用時の消字用に使うスプレーボトルと洗えるイレーサー付属。

この製品は、簡単にいうと、壁に貼れるホワイトボードシートです。似たような製品はあちこちから出ているのですが、この「FLEX WRITE SURFACE」は、ポストイットでお馴染みの3M製品だけあって、裏の剥離紙を剥がせば、壁面などに簡単に貼り付けられて、剥がす時も簡単に、跡を残さずに剥がせるのがポイント(貼る壁の状態によっては塗装が剥がれる場合があるので注意)。単なるシートやマグネットタイプは多いのですが、剥離紙タイプで、しかも、付せんで貼って剥がせる製品とフィルム製品の専門メーカーである3M製なので、導入のハードルが低いのです。ホワイトボード用マーカーだけでなく、普通の油性ペンを使うことができる(マーカーは付属のイレーサーで、油性ペンは水拭きで消すことができます)のも特長。マーカーのインク切れを心配することなく、手元のペンが使えるのです。

サイズは、90cm×60cmの手頃なものから、壁面いっぱいに貼れる2.4m×1.2mのものまで揃っていますから、様々な会議やミーティングに対応できます。さらに、ハサミやカッターナイフで簡単に切る事ができるので、壁面に合わせて必要なサイズや形に切って使うことができます。つまり、オフィスだろうと、自宅だろうと、空いている壁面さえあれば、そこがホワイトボードになるわけです。それこそ、パーティションなどに直接貼れば、壁面全体をホワイトボードのように活用できます。オフィスの省スペース化や、パーティションを使った、フレキシブルなオフィスの運用時に、高い効果を発揮する製品なのです。

こういう製品を使うことで、リモート会議でも簡単にホワイトボードが導入できます。もちろん、ホワイトボードを写すためのカメラは別途必要になりますが、ホワイトボードがある場所を使う必要がないのは、今後のオフィス事情からも有益でしょう。付属のイレーサーは洗濯が可能なので家庭での利用時にも困りません。ロール紙のような箱に入っているので、使わない時や、切った残りの部分は丸めて保管することができます。様々な面から、省スペースで使えるホワイトボードなのです。会社の古くなったホワイトボードの上から貼り付けて、ホワイトボードを生き返らせるといった使い方もできます。粗大ごみの廃棄などの余分な経費を節約できる製品でもあるのです。

個人用のホワイトボードでアナログとデジタルを行き来する

バタフライボード2 A4
バタフライボード|バタフライボード2 A4
バタフライボード「バタフライボード2 A4」4,400円。
ホワイトボード8ページ、クリアページ4ページ、ホワイトボードペンシル 4本(0.5mm/黒、1.0mm/黒・青・赤)、クリーニングクロス1枚付属。

個人用のコンパクトなホワイトボードは色々と販売されていて、それこそ100円ショップにもある程ですが、品質と使い勝手の双方でお勧めできるのは、バタフライボードの「バタフライボード2 A4」です。この製品はよくあるリングノートタイプではなく、各ページがマグネットで繋がっていて、引っ張れば独立した1枚のホワイトボードになること。そのため、書いたページを共有しやすいのです。リモートワーク中にカメラに向かって提示しやすいのはもちろん、フラットベットスキャナを使ってデジタル化したり、コピー機でハードコピーを取ったりも自在です。また、ページを繋いでA3サイズやA2サイズにして使う事も可能。付属のマーカーが細字で、ノートのように使えるのも特長です。

手書きで、サッと書けること。不要になれば消して、また書き直せること、それらを共有できること、といったホワイトボードのメリットはデジタルの時代になっても、替えが効かないものです。そのホワイトボードと長く付き合うためにも、こういった省スペースや新しい利用方法の可能性を示す製品が登場してきているのです。

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